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Case of Robbins-Taicom Championship

 


■資金管理、ストップロス
――まあ、下手な難平スカンピンという諺もありますけれど、皆さんのご回答の中で「リスク管理」という言葉が共通して出てきましたけれど、ストップを常に用いるというような事もあるかと思います。

例えばストップロスの基準ですね、重要な支持線を割ったら切るといったマーケットに対して基準をもつのか、それとも自分のアセット(資産)の何%をきったら切ってしまうなど様々な方法があると思いますが、具体的にどういった資金管理、またストップの用い方をされているのかお聞きかせ下さい。

●炭谷氏 私の場合は両建をするということです。それともう一つは他の会社ではコーンだとか他の銘柄をやっているんですが、コーンに関しては100%のリスクヘッジ、まず損をしないんです。「損をしない方法を教えてくれ」って言われるかもしれないですけれども、それは教えられません(笑)。そういう一つの分散投資ということもありますが、タイコム証券のチャンピオンシップに関しては"一切のリスクヘッジはしていません"。

深みに嵌るな、損が大きくなるなと思ったら両建てをして一呼吸おくんです。一呼吸おけばその後に何とかできるという自信があるから。自信がなくて両建てする人間は"両損"になると。私は失敗したなとおもって損切りしたらかえって損切りばかりになってしまって、儲からなくなってしまったんです。そういう事が解かっているから一応両建てして1時間でも30分でも少し冷静になって、それから対処すると。

それは自信があるからそうするので、では「その自信はどこから出てくるのか」といわれると、それは"長年の経験"としかいいようがない。それを実際どう対処するのかというと、大体一日に1〜2回チャンスが来る、そこでどちらかを手仕舞います。負けているほうを手仕舞うか勝っている方を手仕舞うかはその時次第、或いは一切解からなくなったら全部切ってしまいます。それについては中々簡単には答えられませんが・・。

私は自信がなかったら相場はしないですから。

私は相場が好きではないのです。あくまでも金儲けの手段でしかありません。私は自信があるからやっているので、自信が無かったらやりません。その自信はどこからくるのといったら、それは・・・私は幸せだと思います(笑)。「こんな自信がどこから出てきたのか」とよく言われるので。
――その自信が人によって時には"過信"に変わる場合があるとおもいますが、その過信に変わらないというのは、先程おっしゃられたように年齢という事なのでしょうか?
●炭谷氏 ただ毎日漫然と「今日上がって欲しいな」という様なそんな気持ちでは儲かりません。私は一つの信念というか自信を持っている部分がある、この方法論でやれば勝率は6割行くだとか自分に自信があります。その自信はシミュレートなど色々なところからくるものかもしれません。「万が一負けたらどうするんですか?」と聞かれますが、まあそれでも総資金の1/5位しか使っていないので大丈夫でしょうと。1億あれば2000万しかやっていないのだから後8000万残っているじゃないかと。
――では自信が揺らぐほど冒険は取らないということですね。
●炭谷氏 ええ、それは取りません。
――では大体資金の1/5程度だと。
●炭谷氏 ええ、全資産の1/5ですね。
――アキラッチさんはどうですか?
●アキラッチ氏 私がタイコムのチャンピオンシップで行っていた日計りは、エントリーする時にはストップの値が決まっていて、そこからエントリーしていたという形ですね。
――では日計り中心ということで、オーバーナイトのポジションは・・
●アキラッチ氏 オーバーナイトは殆どしていないですね。
――最後の追い込みで一気にいかれましたけれども、これもでは日計りということですか?
●アキラッチ氏 ええ、全部日計りで。
■チャンピオンシップ以外でのトレードは?
――私も皆さんの成績を最初見たとき丁度この時期というのは割合大きなトレンドが出ている銘柄もありましたので、トレンドフォローで大きい波をたまたま取ったのかなという印象だったのですが、皆さんのお話を聞くとかなり回数をこなしているということで、その点は非常に驚いたところです。

通常の売買も同じような感じで割合短期的な売買をされているのですか?

●炭谷氏 臨機応変ですけどね。
――では売買の基準といったのはシステムをお作りになっているということをお聞きしましたが、自由裁量の分も大きいと。
●炭谷氏 あのシステムでやるとフェアリーさんに勝てないんですよ(笑)。だから自由裁量でやるより他無いわけですね。せっかく参加料3万円払ったんだから取り返さなければと。
――今回見事入賞されたということで、元は取れたんじゃないかなと(笑)。さてフェアリーさんはいかがでしょうか?
●フェアリー氏 タイコム証券を例に取ると1日で総資金の1%とかの範囲以上になればその日はやめるとか、ですね。それで一日置いて次の日また仕掛けたほうが焦った気持ちにならなくていいんです。値段的には100円位におくことが多いのでそれを4〜5回までとか。

でも、どちらかといえば総資金の幾ら以上失いたくないというのがあるのでその範囲内でやるという事ですね。またその範囲になるようにオーバーナイトの玉も減らしてという事ですね。

――逆行した場合にも大丈夫なようにですね。売買の手法としては自由裁量という事でしょうか?
●フェアリー氏 トレンドフォローかブレイクアウトを自由裁量でやるという感じですね。
――ではトレンドが発生した場合はトコトンついていくという・・
●フェアリー氏 そうですね。
――アキラッチさんはその辺りは?
●アキラッチ氏 システムの方はトレンドフォローでやっています。ただ今回のチャンピオンシップに関しては完全に裁量だけですね。
――そうですね、今回のロビンスカップは通常の投資とは異なり、順位・パーセントということで少しギャンブル的な側面も入れないと1000%を超えるような・・
●炭谷氏 そうですね、ならないですね。そういうことです。
――ですから一般投資家の皆さんはいい面は学んで、必ずしも大きく狙うとリスクは当然大きくなるわけですからそこは注意されたほうがいいかなという気はします。

>> [Profile4] 欲望と恐怖のコントロール


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