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Case of Robbins-Taicom Championship

 


■欲望と恐怖
――お話の中にも出てきましたが、マーケットというものは「欲」と逆行したときの「恐怖」というものは非常に強いと思うのですが、それをいかに抑えているかと。

「自分の欲望と恐怖」ですね。ここでやはりパニックが起きてマーケットというものは大きく動くと思うのですけれども。その辺りの対処法をお聞かせください。

●炭谷氏 それはね、少し宗教的・精神的な事になりますが、「儲けたい」「儲けて欲しいと祈る」のでは駄目なんです。私は「儲かるんだ」「儲かったんだ」と信じ込むわけですよ。それでやはり「儲かったんだと」。それには当然裏付けるものがないとそうはなかなか思えないでしょうけれども。ただそうすると楽ですよ。

まずはそういう精神的なものを持つということ、そうすると「今日負けてしまった、もうどうでもいいや」というような発想にならないですからね。「儲かるんだろう?一体何やってるんだ」と自分に問い掛けるんです。「恥ずかしくないのか」と。それで勿論一生懸命やるわけです。そうすればちゃんと積み重なってお金が入ってきます。
 
これはおかしいことかもしれませんが、そうなんです。ありたいと思ったとしてもそう簡単に世の中成功しません。自分に根本的に自信を持つということ。それは単なる願いじゃ駄目です。強く念じないと。ちょっと宗教的になってしまってすみません(笑)。ちなみに私は無宗教ですからね。(一同笑)
――やはり意志あるところに道は開くというようにですね、漠然と考えていてもいけないのではないかと。皆様やはりかなりマーケットに対しては真剣に行われているということを感じますが、フェアリーさん、同じく「欲と恐怖」についてはいかがでしょう?
●フェアリー氏 どちらかというと損切りを早めにで含み損はなるべく我慢しないですぐ切る、と。それで含み損になっていれば次の日までは持ち越さないで、今すぐ切ってしまうという事が多いですね。一晩寝れば損したことも忘れますので(笑)。
――ではあと利を伸ばすといったのも、大半の投資家は少し利が乗るとすぐ利食ってしまう傾向というものがあると思うのですが。
●炭谷氏 そうですね。それが一番ですね。儲からない人はそこです。
――本日のセミナーの中でもマーケットの魔術師といった本が話の中で出てきましたけれども、「アマチュアは大きな損失で破産する、プロというのは小さな利食いで破産する」といった言葉がありますが、やはりその利を伸ばすというのも自分との戦いであると思うのですが、それもじっくりと我慢すると言うことでしょうか?
●フェアリー氏 そうですね。去年参加しているとき、確か12月の始め頃だったと思うんですけれども、その時で3日位で確か200万位利が乗った事がありました。途中で利食ってしまいたいという気持ちになるんですが、それを抑えて反転するまで待つというのが・・

この辺りですね(右図参照)。

――この反転の材料といったものは、テクニカル的なものですか?

●フェアリー氏 そうですね。まあ後は投げが促進したかなとか取組などでもある程度はわかります。あとは出来高。

――では割合、チャートプラス内部要因的なものも注目されていると。
●フェアリー氏 そうですね。
――アキラッチさんは日計りということで、余り内部要因などは考慮されないということでしょうか?
●アキラッチ氏 そうですね、基本的に動いている時に少しでも取っていこうと。
――では割合ブレイクアウト型というか、日計りの中のブレイクアウト型?
●アキラッチ氏 いえ、日計りは全部逆張りでやっています。
――なるほど。ではトレンドが発生した場合は損切るということで。
●アキラッチ氏 逆に張って下にいったらすぐ損切って・・。
――そこからひっくり返すということは?
●アキラッチ氏 ひっくり返すこともありますし、その時のフィーリングと言ったところです。

>> [Profile5] 第1回ロビンスカップを振り返る


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