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Case of Robbins-Taicom Championship


■パフォーマンス
――ではこのロビンスカップについてお聞きしたいのですが、皆さん50万円と200万円からスタートということで最終的に幾らになったかというのを、皆さんパーセントはご存知だと思うんですけれども「額」で知るとまたちがったイメージを受けるのではないかと。
――アキラッチさんは50万円が・・

●アキラッチ氏 二百何万ですね。

――炭谷さんは?200万円が、

●炭谷氏 値洗いで見ると1200万円ちょっと儲けたんではないですかね。1300万位かな。

――フェアリーさんは最終的には、50万円を?

●フェアリー氏 550万といったところです。

■NYテロ事件
――そんなに増えると皆さん羨ましいと思うと思うのですが(笑)、ちょうどこの期間といえば9月のテロといった大きな事件がありましたけれども、その時のポジションはどうなっていましたか?
●炭谷氏 満玉に近いとは言いませんが、確か資金の半分くらい売っていたと思います。それでプラスだったのがマイナスになったと記憶しています。

――150%前後から、そうですねマイナスになっていますね(左図参照)。ではそこでは両建てなども・・

●炭谷氏 両建ては一切しません。

――では、そのままポジションを持たれたままで?

●炭谷氏 そう、私は下がると思っていました、以前の湾岸戦争の時と同様に。だからそこから(パフォーマンスが)ぐっと伸びたでしょう。

――そうですね、リバウンドも早い形でそこからまた綺麗な上昇トレンドに。
●炭谷氏 私はここで売り乗せしたんです。自信がありましたので。幸運だったんですけれどもね(笑)。
――フェアリーさんの場合はこの時は?
●フェアリー氏 その時は確かガソリンの先を買って灯油を売ってただけなので、だまってみていた状態です。臨増(臨時増証拠金)がかかるとまずいなと思っていたくらいですね。臨増がかかるとお金を追加しなくてはならないので、お金を追加すると収益率が落ちますよね。そういう心配はしてましたけど。沢山儲けている人が他にいるんだろうなと思って見ていました。
――それまで綺麗にガソリンも灯油も綺麗にダウントレンドが続いていましたから、多分逆張りでやっていた方は持っていかれでそろそろ耐え切れないかなという水準にはあったと思います。

丁度この頃日計りはストップ張り付き状態だったと思いますが、アキラッチさんは?

●アキラッチ氏 何をやっていたかは覚えていないですが、とりあえずやっていたとしてもどこかで買って、どこかで売っている状態でしたでしょうから、別に何の影響もありませんでした。
■トレード銘柄と手法
――まあ皆さん基本的にはガソリン・灯油がメインのロビンスカップだったということでしょうか?
●炭谷氏 いや98%灯油です。ガソリンを見ながら灯油をやっていました。一方があってそしてもう一つを見る、灯油ばかりみないで比較してトレードすることが私は安心します。灯油は上がるか下がるか解からないので、先行指標としてそういう風にやっていたんですが・・最近はそれも儲からなくなってしまったので、もうその手法も止めようと思ってこれから切り替えるんですよ。
――その比べるというのは、各限月毎様々な形で比べるということですか?
●炭谷氏 先程も申し上げたように、まずガソリンの先限の値動きを見て、それに対する灯油の先限の反応を見て、昔は期近に行くほど反応は鈍かったんですね、タイムラグがありますからね。ですからそこをチャンピオンシップの場合は注文が早かったんですよ(タイコム証券)。

ですからそれで最初は儲けられました。灯油の先が上がったな、そうしたら中限を同じ値段で指して、それで入れば儲けもの、やがて上がりますから。30円か50円か解かりませんが。そういうことをやっていました。

――同じようなサヤ取りをフェアリーさんもやって利を伸ばされたということで・・。
●フェアリー氏 ええ。
――では余り片(片建て)の取引は無かったということでしょうか?
●フェアリー氏 そうですね、片建てしたのは収益の大きく上がったとき(11月)ですね。最初の日は仕掛けてストップ張り付きで2日ほどストップでそのまま持っていたので。基本的にストップ張り付きの時は片張りでついていきます。それ以外の時は、この間のテロの事もありましたので(片張りを)しなくなりましたね。ただ最初の1ヶ月位は資金を増やすのに片張りで・・
――増やしてロットが調ったところでスプレッドを入れていったという・・
●フェアリー氏 ただ・・・丁度お盆の頃のんびりしていたらその時の2位以下が接近してきたのでちょっと慌てて(笑)。
――そうですね、この辺が(7月辺り)が丁度乖離し始めたころですね(右図参照)、テロ辺りからかなり格差がついてきましたね。スプレッドの場合、銘柄違いと限月違いで組まれていると言われていましたが、利が大きく乗るのはやはり期近のポジションの方が大きく乗ると・・。

●フェアリー氏 いえ、そうとは限らないですね。丁度この8月から10月辺りは灯油とガソリンのサヤ(乖離率)が大きくなっていましたので、灯油買い・ガソリン売りで仕掛けてそれが丁度テロをきっかけに逆になってきてそれに上手く乗れたと。まあ取組みだけではなく、やはり現物が背景にあるのでいずれ元に戻るというのもあって・・

――納会値には割合収斂する傾向があるという・・
●フェアリー氏 ですから逆のポジションの人が諦めて損切りした頃を狙って逆を仕掛けるということが出来ました。

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